HPV(子宮頸がん予防)ワクチン定期接種の積極的勧奨が再開されました。
子宮頸がんは、おもにHPV(ヒトパピローマウイルス)が原因です。
子宮頸部の細胞に異常がない女性の10~20%でHPV感染が見つかり、
また性経験のある人の80%以上がHPVに感染するという海外の報告があります。
多くの女性が一生に1度は感染する可能性のある、ごくありふれたウイルスなのです。
HPVワクチンは、子宮頸がんの原因となるHPVへの感染を防ぐ予防接種です。
日本では、小学校6年~高校1年相当の女の子を対象にHPVワクチンの定期接種を行っています。
対象の方は、公費助成(自己負担なく)でHPVワクチンの接種を受けることができます。
当院で行う定期予防接種の子宮頸がんワクチンは、
「サーバリックス」と「ガーダシル」の2種類から、ご希望のワクチンを選択できます。
どちらのワクチンも公費で接種できますが、途中から別種類のワクチンに変更することはできません。
※完全自費で高価にはなりますが、「シルガード9」も当院では接種可能です。