この度の地震で大変な被害を受けられた方が多くおられると思います。
心からお見舞い申し上げます。
2024.1.1 16:10
自宅で子どもと一緒に被災しました。(かつてない程の揺れがあり、机の下で子どもと地震が収まるのを待ちました)
津波警報が鳴り、家族とともに宝達志水町の志乎・桜の里温泉 古墳の湯へ避難しました。
津波の心配が弱まり、病院の状態を見に行ったところ、羽咋市役所の避難所から、診察依頼があり向かいました。
多くの人で溢れかえっている市役所内。必要な方々へ可能な限り診察を行いました。近隣のなぎさ薬局にも協力してもらい、薬も届けました。
1.2
休日当番医。
やらない選択はないと思い、来ることができる職員全員に出勤をお願いし、断水の中、震災で怪我をした人や発熱がある人に診察を行いました。
午後からは、少しでも被災した地域で生活されている方の医療サポートとして役に立てることはないかと考え、羽咋市内の巡回を行い、被災された方の怪我や病気の対応等を行ってきました。
1.3~
羽咋市&羽咋市以外(志賀地区、富来地区、富来病院)の指定避難所やその他の地域住民(地元商工会の協力のもと)からお聞きした自主避難所も何ヵ所も見て回り、災害関連死を少しでも抑えるため、医療を必要としている方への診察を行ってきました。
(富来病院 病棟廊下)
(富来病院 手術室)
震度の大きかった珠洲市や輪島市、七尾市での被害も大きいですが、羽咋郡市(特に志賀町富来地域)でも震災の影響で家屋の倒壊等によって生活困難な方が多く、現在も避難所での生活を余儀なくされている方が多くおられます。
(富来地区)
避難所の一部ではコロナウイルスやインフルエンザ等の感染症も流行している一方で、限られた空間でしか管理できないため個室での管理が難しいことや、現地での診療もしにくいことから感染症の検査ができていない現状を目の当たりにしました。
(1月8日の北國新聞記事より)
1.13
少しでも感染症の蔓延を防止しつつ、必要な医療を提供できる環境を整えようと思い、富来病院やJMAT(日本医師会災害医療チーム)と共同し、各指定避難所・自主避難所を回診しました。
(富来病院での全体会議)
1.14
富来地区にも、複数の医療チームの介入があり、医療面でのサポートは少し前進したように思えます。
能登中部保健所を中心とした、災害対策本部が立ち上がる予定となっております。
1.16~2.29
羽咋市内に1.5次避難所①(輪島市からの高齢施設の避難者)の巡回をおこなっております
1.18~1.30
羽咋市内の1.5次避難所②(輪島からの障害者施設の避難者)の巡回をおりました、愛知県の福祉施設の2次避難所の方に移動されました。
2/8 募金箱を設置しました。
少しでも早く被災者が安心できるような暮らしができるように、
これからもひきしまクリニックのできる支援を行っていきます。