新型コロナウイルス感染症

ご理解のお願い

ご自身で抗原検査され陽性となった方にも、症状に合わせて処方しております。
しかし、医療機関での診断(検査)ではないため、抗ウイルス薬の処方や診断書等には対応致しかねます。抗原検査キットは長時間放置すれば、陰性の方でも陽性となることや、研究用のキット(病院では医療用を使用しております)で陽性としている方もいます。
上記のことから、医療機関としての立場上、ご自身の結果のみで陽性と診断することは控えさせて頂いております。保険適応でない場合は、自費診療(10割負担)となります

ご自身で抗原検査され陰性だった場合でも、医療機関の検査で陽性となる方は多数います。
また、『このような症状はコロナではない』『まわりにコロナはいない』と言われ、検査に希望されない方もいます。
検査を希望されない方へも、症状に応じて処方はしております。しかし、症状の原因を特定できないため、診断・治療に関しては、満足いかない結果となることがあります。

院内対策

2023年5月8日、新型コロナウイルス感染症法上の取り扱いが5類感染症へと変更されました。
発熱外来は、2023年5月7日をもって終了としております。発熱や風邪症状の方の対応に関しては、別室での診察や検査などへ変更とさせて頂きます。
またコロナウイルスやインフルエンザウイルスの流行時には、感冒様症状のある患者さまに発熱外来や駐車場(車で来院された方)で問診や検査を行う場合もあります。ご了承お願いします。

コロナワクチン(予防接種&副反応)ファイザー、モデルナ、ノババックス

羽咋郡市と協力し、集団接種、個別接種を行っております。
2023/10月末までに、延べ20000回以上のワクチン接種(乳幼児~成人、1~7回目を含めて)を行いました。また、2023年9月20日より秋冬ワクチン(XBB1.5)を開始しております。
ワクチン接種の経験を活かし、副反応の診察やワクチンの相談にのっております。

コロナの検査&治療

当院では新型コロナ感染症の診断に、抗原検査およびPCR検査(NEAR法)を行っております。
どちらも院内で測定しているため、その場で結果がわかります。
5類感染症に移行後は、検査に関して公費負担ではなくなるため、原則抗原検査にて対応しております。※PCR検査は自己負担額が高額になります。

検査で陽性者の方には、症状に合わせて、解熱鎮痛剤・去痰薬・咳止め・漢方薬などを処方しております。重症化リスクの高い方や希望者に、抗ウイルス薬(ラゲブリオ、パキロビット、ゾコーバ、ベクルリー〔点滴〕)を投与しております。
※適応のない方、医療機関で診断されていない方には、希望されても使用できません

後遺症(いつまでもコロナが治らない)

療養期間が過ぎても、咳が止まらない、身体がだるい、味がしない、匂いがしない、集中力や記憶力が低下しなど様々な悩みを抱えている人がいます。

これまで2000人以上の患者さまの治療(ECMO管理、人工呼吸器管理、血漿交換、透析療法を含め)に携わった経験を活かし、コロナの診療や罹患後の後遺症の治療や相談にのっております。
他院で陽性と診断された方に対しても診察可能です。
罹患後の症状に悩んでいる方は、お気軽ご相談ください。

クラスター対策

当院は、県と新型コロナクラスター対策に関して協定を結んでおりました。
高齢者施設や障害者施設にクラスターが発生した場合、県からの要請をうけて県のクラスター対策班として活動しておりました。国の実施要項により、協定期間は2023年9月30日までの予定となっております。施設から診察などを直接依頼された場合にも対応しております

中和抗体価検査について

ワクチン接種後もしくはコロナ感染罹患によって、どれだけ抗体がついたかを数値で知ることができます。
今後、追加接種などを迷っている方の検討材料になると思います。
中和抗体の検査は保険外診療になるため、全額自費です(税込み7000円)。
検査結果は数日で分かります。
ご希望の方は診察の際にお知らせください。